水出しでお茶を作ると何が違うの?
緑茶は水の温度によって抽出できる成分が違うそうです。 お茶の成分として有名なものは- カテキン (ポリフェノール)
- カフェイン
- テアニン
- ビタミンC
カテキン: 炎症やアレルギーの抑制、渋み成分
カフェイン: 覚醒・利尿作用、苦味成分
テアニン: アミノ酸、うまみ成分
ビタミンC: 抗酸化作用(病気の予防や美容効果)
ざっとこんな感じです。 口の中の殺菌作用があるとも聞いたことがありますし、何かと体に良いとされる熱湯でいれた緑茶。 それを水出しにすると抽出成分がこう変わってきます。(15℃以下の冷水)
カテキン 大幅減少↓ ※エピガロカテキンのみ増加↑
カフェイン 大幅減少↓
テアニン 量は温茶より少ないが、割合は増加↑
ビタミンC 増加↑
つまりですね、 渋み苦味が減ってうまみが際立ち、免疫力UPと美容に良いお茶になるということです! また、ローカフェインなので妊婦さんにもやさしい! 以下詳しく書いていきますね(^^)/
甘みが増して体にもやさしくなる!
緑茶を冷水で抽出すると、渋み苦味成分のカテキン・カフェインが減ることで、それらに隠れていたテアニンの甘さをしっかり味わうことができるようになります。 また、カフェインの刺激は妊婦さんや小さなお子さんにも良くないとされていますよね。 水出し緑茶はローカフェインですから、妊婦さん、お子さんも安心して飲むことができます。就寝前に飲むのもOK☆エピガロカテキンとは?
BOXのカテキン欄に小難しい名前が出てきましたね。 エピガロカテキンとは、体内に入ってきた細菌をとりこみ、消化してくれるマクロファージという細胞を活性化させてくれる栄養素です。 すなわち、免疫力をアップしてくれる物質! 緑茶を水出しにするとこのエピガロカテキンが多く抽出されるようになり、代わりに他のカテキンがあまり抽出されなくなります。他のカテキンと一緒に抽出されるより、こっちの方が免疫力UP効果が高いそうな!(農研機構HPより)ビタミンCで美容効果が!
ビタミンCはコラーゲン生成に必要な栄養素で、強い抗酸化作用があります。 抗酸化作用は肌の老化を防いだり、シミやニキビを予防するといった美肌効果が期待できるもので、がんや生活習慣病予防にも重要な役割があると考えられています。 ビタミンCは熱に弱いため、水出しだとこれを壊さずに抽出できるそうです。水出しした緑茶をお湯割りにすれば、水出し緑茶のおいしい効果と温かさを両立できます(*゚∀゚*)b!!
水出し緑茶の作り方

- 冷茶対応のポット、水1ℓ、氷、茶葉15g(ティースプーン5杯程度)、ティーバッグを用意します。
- 茶葉をティーバッグに入れ、ポットへ氷と一緒に入れておきます。
- 水を注ぎ、冷蔵庫で一晩寝かせたら完成!
もし短時間で作りたい場合は、茶葉を多めに入れて作りましょう。その場合は複数回茶葉を使用すると無駄にせずに済みますよ。
紅茶も作ってみました
緑茶以外でも同じように作ることができるそうなので、余っていた紅茶で作ってみました!